外国人でもカードローンならお金が借りれる!

近年、日本でも外国人の方をよく見かけるようになってきました。どこに住んでいても、毎日の生活の中には急な出費でお金が必要になることがあると思います。そんな時に便利なのがカードローンです。

カードローンは住宅ローンやカーローンなどと異なり、用途に制限がないので生活の様々な場面で利用できますが、日本で生活している外国人でも利用できるのでしょうか?また永住権の有無はカードローンに影響するのでしょうか?

ここでは外国人がお金を借りられるカードローンの種類や、永住権の有無による違い、申し込みの際の注意点などについて詳しくご紹介していきます。

・永住権所有者の場合

永住権を持っている外国人には2種類あり「一般永住者」と「特別永住者」に分けられます。一般永住者は、出入国管理および難民認定法で永住権が認められています。原則10年以上日本で暮らし、一定の条件を満たしている場合に与えられ、在留カードに「永住」と表示があります。もうひとつの特別永住者は、在日韓国人・朝鮮人・台湾人とその子孫が対象です。特別永住者は「特別永住者証明書」を持っています。

どちらかの永住権を所有していると、銀行カードローンと消費者金融カードローンが利用可能です。お金を借りる際には日本人と同じように審査がおこなわれ、借入可能額などが決められます。一般的に消費者金融カードローンに比べ銀行カードローンの方が審査が厳しくなっており、これは日本人でも外国人でも同様です。外国人の場合、日本人よりさらに厳しく審査されると言われています。

それでも、銀行カードローンでは永住権の有無が借入の条件となっているため、永住権を所有していればお金を借りられる可能性は高いでしょう。日本に長く在留し、安定した収入があれば審査にも通りやくなっています。また、日本語がどの程度理解できるかも重要なポイントです。カードローンを申し込む際には日本語で書かれた契約書を交わすことになります。書かれている内容を見て、返済の方法、金利、利息など利用条件をしっかりと理解しなければなりません。契約書の中には専門的な用語も出てくることもあるので、最低でも日常会話ができるレベルでないと審査基準を満たすのは難しいでしょう。

・永住権がない場合

永住権がない場合は消費者金融カードローンのみ利用可能となります。ほとんどの銀行カードローンは、永住権がないと審査に通ることができません。永住権がなくカードローンを利用したいと思ったら消費者金融カードローンを選ぶと良いでしょう。

一般的に消費者金融カードローンは銀行カードローンよりも審査が通りやすいと言われています。ただし、消費者金融カードローンを利用する際にも銀行カードローンと同じように日本語の契約書を理解する必要があります。

また、在留カードを所有していない短期滞在ビザの場合は、消費者金融カードローンでも申し込みは難しくなっています。在留カードがある場良いでも、条件として返済までの在留期間が残っていなければなりません。

・申し込みの注意点6個

外国人がカードローンを申し込む時の注意点をご紹介します。審査に通るためにも、事前にチェックしておきましょう。

必要な書類を調べて準備しておく

カードローンの申し込みに必要な書類を揃えておきましょう。主な必要書類として在留カードのコピー・パスポートのコピー・特別永住者の場合は特別永住者証明書があります。インターネットだけで申し込みができるカードローンでは、スマホで必要書類の写真を撮って提出できます。

借入申し込み金額に応じて、収入額を証明するための「収入証明書類」を提出することもあります。収入証証明書類として提出するもは源泉徴収票・確定申告書・給与明細などです。それぞれのカードローンによって必要な書類の種類も異なるので、事前に確認しておきましょう。

日本語の読み書き・会話は必須

日本語の契約書を読んで理解する必要があるため、日常会話程度の日本語レベルは必須です。カードローンの申し込みや確認なども全て日本語でおこなわれます。会話が難しかったり、相手の言っている事が理解できないと厳しいでしょう。

在留期間が1年以上である

外国人がカードローンでお金を借りる時にカード会社が最も心配しているのは、返済しないまま帰国してしまうことです。日本に長く住んでいれば日本での仕事や生活があるため、すぐには帰国しないと思われるため信用されやすくなります。

永住権を持っていれば、この先も日本に在留する可能性が高く審査にも通りやすいでしょう。永住権を持っていない場合には、最低でも在留期間が1年以上あると良いと言われています。

安定した収入があるかどうか

カードローンの借入条件として「安定した収入がある」と定めている会社も多くなっています。審査の条件として表示されていなくても収入面は重要です。毎月の給与など決まった収入がないと、返済能力がないと判断されてしまいます。

また、同じ会社で6ヶ月以上働いているかどうかもポイントです。すぐに仕事を辞めてしまったり転職を繰り返したりする人は、今の収入も無くなってしまうかもしれません。仕事を辞めてしまえば給与が無くなり、返済できる可能性も低くなるため審査に通るのは難しいでしょう。収入の額が多いか少ないかよりも、長く働き続けているかどうかが重要です。

職場の在籍確認

カードローン会社では、職場への在籍確認をおこないます。ローンを申し込んだ人が実際に職場で働いているか確認するために電話をかけて在籍をチェックします。収入面や日本語能力などに問題がなくても、在籍確認ができないと審査に落ちてしまうこともあるので注意しましょう。

カードローンを申し込んだら職場の人に、在籍確認の電話がくることを伝えておくとスムーズでしょう。電話が来たらすぐに本人に繋いでもらうようにしておくと安心です。

複数のカードローン会社にまとめて申し込まない

カードローンの申し込みをすると信用情報機関に6ヶ月間記録が残ります。複数のカードローン会社に申し込みをした場合「お金に困っている外国人」と判断されて、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。返済できないと思われてしまうので、申し込みをする際には1社に絞るようにしましょう。

専業主婦など仕事していない場合はNG

永住権がない外国人でも消費者金融カードローンならお金を借りることができますが、収入がないと審査を通りません。そのため専業主婦や仕事をしていないとカードローンの利用はNGです。

消費者金融カードローンは法律により「借入額は年収の3分の1まで」と上限が決められています。収入が無いとこの法律に違反することになるため、専業主婦など仕事がない人はカードローンの利用はできないのです。

まとめ

お金が必要になった時に便利なカードローンは日本にいる外国人の方にとっても、いざという時の強い味方です。永住権を所有していないと銀行カードローンは利用できませんが、消費者金融カードローンならお金を借りることができます。

審査は日本人以上に厳しくなるため、必要書類や条件などを事前にしっかりと確認しておきましょう。カードローンの申し込みする際には、今回ご紹介した注意点も参考にしてみてください。

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