借入限度額はどう決まるのか?

限度額は、あなたを守ってくれる大切な味方です。限度額とは、カードローンにおける借入限度額のことです。あなたが本当に利用し、返済できる金額を理解することで、安全なキャッシングを利用できます。また、借りる際は返済計画をしっかりと立てれば失敗はないでしょう。

限度額はどのように決まるのか

借入限度額は貸金業法による総量規制によって決まっており、借用者の年収の3分の1を超える貸付は基本的にできません。限度額設定は以下の例で決定します。

年収の1/3 - 与信枠 = 限度額

現在使用している与信枠とは、所持しているクレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠を合計した利用限度額です。与信枠とは、個人信用情報機関などの延滞や事故歴などをチェックし、返済資質、返済能力などから審査され、決定されます。

以上は一例にすぎません。
限度額設定は、職業や勤続年数も重要な審査項目です。社会的に信用度が高い職業の人ほど、限度額が高く設定される傾向があります。「社会的に信用度が高い職業」とは、公務員や大手企業の雇用が安定している職業や、弁護士、医師などの国家資格者、取得が難しい資格を保有している職業のことを指します。対照的に、フリーター等は資格もなく社会的な信用度が低くなるため、審査に通過しても限度額は低く設定されることが多くあります。限度額設定においては、同じ年収でも公務員とフリーターでは差が出るのです。

この借入限度額は、最大限度額です。最大なので、これまでの使用情報や年齢や、初めての利用の方はそれほど高額では審査は下りないと考えましょう。

限度額のメリットはなにか

まず、前項の説明にあった、年収の3分の1を借りてしまった場合、どうなるでしょうか?

例えば年収300万円の3分の1は100万円です。しかし、300万円が税込み年収とすると、そこから税金や保険料等が引かれ、手取りでの年収は250万円にも満たない額になります。その手取り額から100万円を返済しなければなりません。しかしこれは元金なので、18%程度の利息が上乗せされ、約118万円の返済となります。これは年収の47%にあたります。これでは返済はおろか、生活していくことも非常に大変ですよね。

また、学生やアルバイト・パート等は借入限度額が5~10万円と決定されることが多く、50万円以上の枠をもらえることはあまりありません。学生も満20歳以上で、収入があればカードローンには申し込めますが、フリーターと同じように借入限度額は低く設定されるのが一般的です。限度額がないと、必要以上に借り入れを行ったり、返済能力以上の借り入れを繰り返すことで返済が出来なくなるケースがあります。

というわけで、利用する方がそんな状態にならないよう、限度額が設定されているのです。

限度額設定されることで利用制限がかかり、自由に借りることができないと憤る方もいるかもしれません。金銭的に余裕がなく借り入れを積極的に利用したい方、もしものことを考えて利用希望枠を高額にしたいと考えている方もいるかもしれません。

しかし、借入限度額が返済能力を上回っては意味がありません。そればかりか、最悪の場合、自己破産に陥ってしまうケースもあるのです。自分自身の返済能力を過信せず、計画性をもって利用する必要があります。

借入の前に、返済出来うる毎月の金額がいくらかを考え、しっかりと返済計画を立てた上で、限度額の設定を行いましょう。可能ならば、年収の10分の1くらいにする方が安全ですね。

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