【 クレジットカードとカードローンの違いを分かりやすく紹介 】

【 クレジットカードはショッピング目的 】

クレジットカードは、ショッピング枠というものが付帯されており、買い物をした際に商品代金を立て替えてくれるサービスです。そのため、クレジットカードは、買い物、外食、旅行など、遊び全般の支払いに向いています。

クレジットカードには、「国際ブランド」と「発行会社」があります。
国際ブランドとは、「VISA(ビザ)」、「Mastercard(マスターカード)」、「JCB」、「Diners Club(ダイナースクラブ)」、「Amex(アメリカンエキスプレス)」のことを指しています。日本で発行されているクレジットカードのほとんどは国際ブランドがついており、一般的には、カード表面の隅にマークがついています。国際ブランドと提携して、クレジットカードを発行しているのが「発行会社」になります。発行会社は、クレジットカードを発行し、ポイントの付与やショッピング補償といったサービスを提供したり、サポートを行ったりします。つまり、クレジットカードのサービスを提供しているのは、発行会社のため、「国際ブランド」が同じでも、発行会社が違えば、サービス内容も全く異なることになります。
ポイントが溜まりやすい会社、特典が豊富な会社など、さまざまあるので、自分のお金の使い方に合わせて選ぶと良いでしょう。

クレジットカードのショッピング枠は『割賦販売法』と呼ばれる法律の下、サービスが提供されています。
「翌月1回払い」は、割賦販売法の適用外になり、現金で支払った場合と同じ扱いになりますが、「分割払い」「リボ払い」「ボーナス払い」などの支払い方法の場合は、割賦販売法で定められている上限が設けられています。 クレジットカードの金利手数料は、必ず発生するものではなく、利用方法や返済方法によって発生するケースと発生しないケースに分かれます。また、金利手数料が発生する場合、金利が多くかかるパターンとそれほどかからないパターンがあります。
「一括(1回)払い」は、クレジットカードで購入した商品の代金を一回でまとめて支払う方法のことです。ほとんどすべてのクレジットカードで設定されている一般的な支払方法になります。
「2回払い」は、高額な買い物でも回数を分けることができるので、毎月の負担が軽くなるというメリットがあります。2回に分けて支払いをするので「分割払い」のようですが、分割払いは「3回以上の支払い」で金利手数料が発生するのに対し、2回払いでは金利手数料が発生しません。ただし、一部のクレジットカードでは例外があり、金利手数料が発生する場合があります。
「ボーナス一括払い」とは、夏または冬のボーナスが入る月の翌月にまとめて一括で支払う方法です。期間は発行するクレジットカード会社によって異なります。

ここからは、クレジットカードの金利手数料が発生するケースです。
「分割払い」は、3回以上に分割して支払いをすることを指します。分割できる回数は、カード会社ごとに違うので確認が必要です。支払い回数を分割することで、月々の支払いの負担を軽くできますが、手数料が発生します。分割払いの金利手数料は、実質年率12%~15%が平均的です。
「リボ(ルビング)払い」は、自身であらかじめ設定した金額を月々支払っていく支払方法です。自分で支払い額を決められるというメリットがある一方で、残金に対して約15%の金利が発生し、金利手数料が高額になるというデメリットがあります。

【 カードローンはキャッシング目的 】

カードローンは、使い道が自由な個人向けのお金を貸してくれるサービスです。カードローンは、クレジットカードよりもまとまった資金を現金で用意したいときに最適です。ただし、事業資金として利用することはできません。
カードローンは、大きく分けると「銀行系」「消費者金融系」「信販系」の3種類に分かれます。それぞれの金融機関によって金利は異なりますが、銀行系は年3%~14%前後、消費者金融系は年3%~18%、信販系は年3%~17%程度が一般的です。 通常、クレジットカードやカードローンを利用した際、必ず金利が掛りますが、カードローンの場合は、初回限定で無利息期間が設けられているものもあります。
クレジットカード会社では、このような無利息期間を設けているケースが無いため、初めて短期間のみ借り入れしたい時には、無利息期間を設けているカードローンを探して上手く活用することをお勧めします。

カードローンは『貸金業法』と呼ばれる法律の下、サービスが提供されています。 『貸金業法』では、『総量規制』という法律が定められており、年収の1/3以上のお金を借りることができないという規則になっています。つまり、仮に年収が600万円であれば200万円まで、年収が150万円であれば50万円までしか借り入れができません。
審査の内容は、基本的には、カードローンもクレジットカードとも同じです。年齢、職業、年収、居住形態などの属性を確認し、信用情報に事故情報がないかチェックをした上で、勤め先へ在籍確認をして最終的に返済能力があると判断されれば審査に通過します。
しかし、利用目的が商品代金の支払いに限られているクレジットカードとは異なり、カードローンの場合は利用目的が限定されていないので、クレジットカードローンの審査よりもやや厳しくなるといわれています。

申し込みは、インターネット、店頭窓口、電話、自動(無人)契約機などからでき、審査に通過すれば、カードが発行され、ATMや自動(無人)契約機、銀行振り込み、店頭窓口などで現金を受け取ることができます。借り入れまでにかかる日数は、会社や申し込み方法によって違うので、確認するようにしましょう。

【 クレジットカードでカードローン機能があるものも 】

クレジットカードの中には、ローン機能のキャッシング枠が付帯できるものもあります。クレジットカードがあれば、「商品代金を立て替てもらう」と「お金を貸してもらう」という2つのサービスを利用することができます。
ただし、キャッシング枠はショッピング枠とは別にあるのではなく、限度額の総額に含まれます。つまり、仮にショッピング枠50万円、キャッシング枠10万円のクレジットカードの場合、このクレジットカードで10万円のキャッシングをすると、ショッピング枠は40万円になります。逆に、このクレジットカードのショッピング枠を使って50万円の買物をすると、キャッシング枠は無くなります。このように、キャッシング枠はショッピング枠の利用限度額内での設定となっていますので、高額の借り入れをしたい場合は、カードローンを利用した方がよいでしょう。
キャッシングの金利は、15.0~18.0%が平均的です。 コンビニや銀行のATMで借り入れが可能ですが、会社によって利用できるATMは違うので確認が必要です。

【 まとめ 】

クレジットカードとカードローンは “それぞれ特性を知って使い分ける” ことが必要です。クレジットカードはショッピングで商品を購入する際に利用し、現金を用意する必要がある際はカードローンを利用しましょう。
クレジットカードは、ポイントが付いたり、割引特典がついていたりとついつい気軽につかってしまいがちですが、クレジットカードのショッピング枠は、金利が高めに設定されているため注意が必要です。給料日前の急な出費で現金が必要なときは、カードローンを活用して無利息期間中に返済するなど、それぞれの特性を上手に使い分けましょう。

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